ヴォイス・フロム・スペイン

60年代後半から70年代前半にかけて活躍したスペインの7人組グループ、ポップ・トップスのベスト・アルバムです。

Pop Tops / Mamy Blue
CD 2008年

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1. Sometimes You Win, Sometimes You Lose
2. Road to Freedom
3. Just Pretend
4. You Finally Found Your Man
5. Oh Lord, Why Lord ?
6. Mamy Blue
7. What a Place to Live in
8. Grandma
9. Walk Along By the Riverside
10. Give Me Up As Lost
11. Love and Care
12. Young and Foolish
13. Suzanne, Suzanne
14. Happiness Ville
15. Oh Lord, Why Lord? (Ep Mono Version)
16. Somewhere
17. The Voice of the Dying Man

68年にも「Oh Lord, Why Lord ?(涙のカノン)」をヒットさせているポップ・トップスですが、何といってもヨーロッパ各国で軒並みトップ10、日本ではオリコン2位の大ヒットになった「マミー・ブルー」(71年)が圧倒的に有名でしょう。
グループ唯一の黒人メンバーにしてリード・シンガー、トリニダード・トバゴ出身のフィル・トリムの程よくソウルフルなヴォーカルが何とも哀愁味があって素晴らしいのですが、このグループ、当時はあまり好きではありませんでした。
何だかポップスというより、ポピュラー・ヴォーカルっぽくて。
調べてみると「マミー・ブルー」は、文化放送のベストテンで、71年10月末に初登場、その後順調に上昇し11月末にはTOP10入り、そして12月に入ってついにカーペンターズの「スーパースター」を抜いて1位に立つと、翌72年の1月第3週まで1位をキープしています。
つまり3か月以上に渡って「マミー・ブルー」をラジオで聴き続けることになるのですが、その都度あまり面白い曲じゃないなぁ、と思ってました。
ところが今では結構好きな曲に…
人の好みも、時が経てば変わるもんですね(笑)。
ちなみに、この曲、ビルボードでは57位が最高ということですが、この哀愁味、アメリカ人にはちょっとピンと来ないのかも知れませんね。
まぁ、正直、一発屋の印象のある彼らですが、ヨーロッパでは前述の(5)や「マミー・ブルー」の続編的な曲調の(13)なども結構ヒットしたようです。
あとは、ゴスペル調の(2)やアップテンポが心地いい(9)なども素晴らしい出来だと思います。
Amazonを見るとポップ・トップスの盤はほとんど出ておらず、本作も4,000~6,000円のプレ値が付いていて、入手困難な状況なのが残念ですね。

購入記録 ヤフオク 2555円(送料込み)

Pop Tops - Mamy Blue


Pop Tops - Road to Freedom


ストップ・ザ・ミュージック

スウェーデンのビート・バンド、レーン&ザ・リー・キングスの1964年のヒット・シングルです。

Lenne & The Lee Kings /
Stop The Music c/w Always And Ever
EP ?年


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この曲、スウェーデンをはじめ北欧各国でNo.1となる大ヒットとなり、日本でも64年にヒットした後、数年を置いて日本のGSがカバーしたことで人気が再燃、68年に再びヒットしたとのこと。
もちろんリアルタイムでは聴いておりませんが、スウィング・ウエストの日本語カバーは、かすかに聴いた記憶があるような気がします。
今回ゲットしたのは500円という定価からすると72年以降の再発盤でしょうか。
オリジナルは、実はレーン&ザ・リー・キングスではなく、イギリスの歌手、ディック・ジョーダンが歌ったのが最初だとか。
ジョーダンのヴァージョンをYouTubeで聴きましたが、これも中々ゴキゲンな出来で素晴らしいのですが、哀愁味といった点ではレーン&ザ・リー・キングスに軍配が挙がるのは間違いありません。
ちょっと歌謡曲風なメロも日本で受けた要因かも知れませんね。
歌詞の内容は、彼女と踊っている途中にキャンディを買ってきてと頼まれ、帰ってきたら彼女は違う奴と踊っていて、思わず「ストップ・ザ・ミュージック」と叫んでしまったというオチ。
B面も中々カッコいいビート・チューンですが、ポップ度は低いかな。

Lenne & The Lee Kings - Stop The Music


ザ・スウィング・ウエスト - ストップ・ザ・ミュージック


Dick Jordan - Stop the Music


購入記録 ヤフオク 100円

マンチェスターとリヴァプール

1968年に日本で大ヒット(31万枚、オリコン6位)したピンキーとフェラスのシングル盤です。

Pinky & The Feras /
Manchester & Liverpool c/w Come Back Again
EP 68年

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「マンチェスターとリヴァプール」は、68年のヒットですので、リアル・タイムでは聴いていませんが、70年代にはラジオでも時折かかっていて大好きになった1曲です。
アンドレ・ポップが書き、女優兼歌手のマリー・ラフォレが66年に歌ったフレンチ・ポップスがオリジナルと知ったのは、だいぶ後になってからのこと。
このオリジナル盤、中々趣のある出来栄えで、フランスでヒットしたのもなるほどと頷けますが、やはり爽やかさの中にも哀愁味を感じさせるピンキーとフェラス盤の方が日本人の感性に合っていたようで、当時ラフォレ盤はあまり話題にはならなかったようです。
それにしても、洋楽ポップスがオリコンで6位とは、今では考えられませんが、60~70年代ではそう珍しいことではなく、ダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」などは200万枚近くを売り上げ、オリコン1位にもなっています。
ちなみにB面は、「マンチェスターとリヴァプール」の英語歌詞を書いたフィッシュマンという人の作曲ですが、これがまたミディアム・テンポのメロディアスな好ナンバー仕上がっていて中々グッド。
「マンチェスター~」は、コンピCDによく収録されていますが、このB面はあまり聴くことができないと思うので、アナログプレーヤーをお持ちの方は、是非シングル盤をゲットすることをお勧めしたいですね。

Pinky & The Feras - Manchester & Liverpool


Pinky & The Feras - Come Back Again


購入記録 ヤフオク 100円

和みのアルバム

アメリカのシンガー・ソングライター、ロボのセルフ・タイトル作です。

Lobo / Lobo
LP 1979年

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Side-A
1. Where Were You When I Was Falling In Love
2. Spendin' Time, Makin' Love, And Goin' Crazy
3. A Day In The Life Of Love
4. Heart To Heart (Person To Person)
5. It's Time To Face The Music And Dance
Side-B
1. Holdin' On For Dear Love
2. Lay Me Down
3. I Don't Want To Make Love Anymore
4. The Way I Came In
5. Gus, The Dancing Dog

日本では、71年の「僕と君のブー」のヒット以降ほぼ忘れ去られた存在のロボですが、母国アメリカでは地道に活動を続け、80年代半ばまでに20曲以上のナンバーをチャートに送り込んでいます。
79年の本作からは、A(1)、B(1)がスマッシュヒット、特にA(1)は地味ながら好ナンバーで、アダルト・コンテンポラリー・チャートで首位に立つ程の人気を集めました。
この曲を始めとしてA(3),B(3),B(4)の4曲が、以前紹介したCurbからのベスト盤に収録されていましたが、残りの6曲も中々の佳曲揃いで、軽快なダンス・ナンバーA(5)、心地よいリズムを刻むAORチューンのB(1)やカントリー・テイストの爽やかなB(2)など、ロボ・ファンならば聴き逃せない、和みの1枚に仕上がっています。
なお、1st~3rdアルバムは、以前CD化されていますが、今では廃盤状態。
少なくとも70年代のオリジナル・アルバムは復刻していただきたいのですが、望み薄のようですので、アナログ盤が安く出るのを地道に待つしかないかも知れませんね。

Lobo - Holdin' On For Dear Love


Lobo - Lay Me Down


購入記録 ヤフオク 501円(送料込み)

干支ジャケ

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
恒例の干支ジャケはこの↓2枚。

Pete Jolly Trio / Sweet September (1964)
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軽やかなタッチが特徴の西海岸のジャズ・ピアニスト、ピート・ジョリーのトリオ(2曲を除く)作。
ジャケは一瞬分かりにくいけど、よく見ると親ネズミに4匹の子ネズミがくっついて歩いているという洒落たイラストになっています。
やはりジャズ系のジャケはロック系に比べてお洒落なものが多いですよね。
ピートみたいな分かりやすい演奏って、いわゆるジャズ通のファンには受けがよろしくないのですが、根っからのジャズ・ファンではない自分にとっては最高に好きなピアニストの一人です。
ちなみに自分の持っているLPは、V.S.O.P.からの再発盤なので音の厚みに若干欠けるような気がします。
でも、このジャケはやっぱりLPで持っていたいですよね。

Humble Pie / Street Rats (1975)
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お洒落なピート・ジョリーのジャケとは反対に、ドブネズミのリアルなイラストがちょっと気色悪い、なんて意見もある1枚ですが、個人的にはハンブル・パイの中でも結構上位に来るアルバム。
後に再結成を果たすものの、実質的なラスト・アルバムと言っていい本作ですが、セールスは散々で、評論家やファンからもやっつけ仕事と叩かれ、評価の低い1枚でもあります。
確かに、11曲中4曲がビートルズのレパートリーのカバーですし、スティーヴ・マリオットの自宅で行われたセッションでの録音が多く流用されるなど、やっつけ仕事と言われても仕方のない内容ですが、やっつけ=駄作ではないことを本作は証明しているように思えます。
マリオットのヴォーカルは相変わらずカッコいいですしね。

今年買ったCDベスト10

今年も最後の記事は恒例の年間ベスト10です。
例年通り、発売年の縛りは一切ありません。
ベストというより単純によく聴いたアルバム10選、というのも例年通りです。

1.Little Feat / Waiting for Columbus [Deluxe Edition]
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2.村下孝蔵~哀愁浪漫 ALL SONGS COLLECTION
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3.The Oldham Tinkers / For Old Time's Sake
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4.林嘉欣/午夜11:30的星光
5.竹内まりや/Turntable
6.Sol Hoopii / Classic Hawaiian Steel Guitar Performances 1933-34
7.Andrews Sisters / The Dancing 20s + Fresh And Fancy Free
8.Don King / Whirlwind
9.New Seekers / The Albums 1970-73
10.伊藤蘭/My Bouquet


10位は、伊藤蘭、64歳にしての初ソロ・アルバム。
昔と変わらぬランちゃんの歌声に感動です。

9位は、ニュー・シーカーズの5枚組ボックス・セット。
毒にも薬にもならないポップ系コーラス・グループという人もいるだろうけど、昔からのファンとしては、待望のリリースでした。

8位は、知る人ぞ知るカントリー系シンガー・ソングライター、ドン・キングの81年のアルバム。
日本では無名のドンですが、本国アメリカでは、このアルバムから3曲がカントリー・チャートにランクインしています。

7位は、アンドリュース・シスターズの50年代のアルバムをカップリングした2in1。
オリジナル・アルバムのCD化は意外と少ないので、ファンとしては嬉しい限り。
ブックオフで280円で発掘出来たのはラッキーでした。

6位は、伝説のスラッキー・ギター奏者、ソル・ホオピイの1933,1934年の音源を収録した1枚。
アコースティックからエレキへと移行する直前のソルの演奏が美しい。
これもオフの280円棚で発見。

5位は、竹内まりやの40周年記念盤。
聴きどころは、レア音源集のDisc-2、山下達郎「サンデー・ソングブック」の名物コーナー「まりやの課外活動」でのオンエア音源を収録したDisc-3も楽しい。

4位は、台湾の歌手兼女優、カリーナ・ラムの2003年作。
変哲のないウィスパー系台湾ポップスですが、嫌みのない歌声に癒されました。

3位は、オールダム・ティンカーズのサード・アルバムで、「ブラックホーク99選」にも選ばれた名盤。
代表作との評判どおりの作品に聴き惚れました。

2位は、村下孝蔵の10枚組BOX。
日本語の美しさ、情感あふれるメロディ、そしてサラリーマンみたいなルックス(汗)、村下さんってホント稀有なアーティストでしたね。

1位はフィーツの名ライヴ・アルバムのデラックス・エディション。
あまりの内容の素晴らしさに、なんでもっと早く買わなかったのか後悔させられた1枚です。

以上、本年のベスト10でしたが、オマケを少々。

ブック・オブ・ザ・イヤー
反日民族主義/李 栄薫
本国韓国でも10万部を超え、日本では40万部近く売れているというベスト・セラーです。
もはや、"韓国人は嘘つき"というのは、日本のほとんどの人の共通認識となってしまっている感がありますが、「韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています。」というこの本の書き出しは、やはり韓国人自身が書いているだけにインパクトがあります。
しかも、一人当たり偽証罪は日本の430倍等々、具体的なデータを元に語られるとその説得力は半端ではありません。
そして、教科書の嘘、徴用工の嘘、独島の嘘、慰安婦の嘘などが次々と暴かれていき、李先生を始めとする著者の方々の安全がホントに保たれているのか心配されるほど。
今年は、何といってもこの本が一番印象的でした。

最優秀動画
木原美悠/長﨑美柚 vs 孫穎莎/王曼昱

2019 ITTFワールドツアー・グランド・ファイナルでミユーズこと木原美悠と長﨑美柚のペアが、韓国ペアを撃破してチャンピオンの座に
ついたのは周知のとおりですが、何といっても素晴らしかったのは中国ペアを大逆転で破った準決勝。
終始笑顔で戦う姿は印象的で、何回見ても元気をもらえる気がします。
この一戦が、おそらく今年の女子ダブルス年間最高試合だったんじゃないでしょうか。
世界ジュニア王者にしてグランド・ファイナル・チャンピオン、日本女子卓球の未来は明るいですね。

というわけで、今年もこの記事が最後となりました。
皆さん、良いお年を。

素晴らしきホームタウン・ライヴ

ジェイムス・テイラーの珠玉のライヴ・アルバムです。

James Taylor / One Man Band
CD+DVD 2007年

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1. Something In The Way She Moves
2.Never Die Young
3.Frozen Man
4.Mean Old Man
5.School Song
6.Country Road
7.Slap Leather
8.My Traveling Star
9.You're Got A Friend
10.Steamroller Blues
11.Secret O' Life
12.Line 'Em Up
13.Chili Dog
14.Shower The People
15.Sweet Baby James
16.Carolina In My Mind
17.Fire And Rain
18.Copperline
19.You Can Close Your Eyes

2007年7月、JTのホームタウン、マサチューセッツ州バークシャーのコロニアル・シアターにおける録音。
演奏は、JTのギターとジャズ畑のみならず、幅広いジャンルのアーティストからの信頼も高い鍵盤奏者、ラリー・ゴールディングスによるピアノ、オルガン、キーボードのみという超シンプルな構成。
ただし、(8),(14)で、事前に収録された地元のアマチュア合唱団であるトラングルウッド祝祭合唱団によるコーラスが、(7),(13)でドラム・マシーン(といっても手作りの(笑)。)が加えられています。
見た目とは裏腹に年齢を感じさせないJTのヴォーカルも当然ながら最高。
選曲は、40年に及ぶJTの栄光のキャリアを回顧するということで、ファンにはお馴染みのナンバーも多く並んでいます。
なお、DVDにはCD収録の全曲を収録。
また、JTが各曲にちなんだエピソードをスライドやビデオを使いユーモアたっぷりにコメントしていますが、CDで割愛されていた部分もDVDではノーカットで楽しむことができます。
「Frozen Man」なんかでは、「曲よりコメントの方が長い」とジョークを飛ばしたりもしてますね。
アウトテイクでは、ディランの真似をして歌う「Carolina In My Mind」や、最悪だったBBCの「トップ・オブ・ザ・ポップス」出演時のエピソードを語るシーンなどが見られてこれまた最高。
それにしても、楽しいコンサートです。
お客さんも子連れで楽しんでいます。
輸入盤かと思ってゲットしたのですが、コメント部分の字幕が付いた日本盤だったのはラッキーでした。

購入記録 ヤフオク 798円(送料込み)

クリスマス・アルバム

今年のクリスマス・アルバムは、これかな。

石川優子/Christmas
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83年にリリース、45回転LP、全6曲入り。
アカペラ・コーラスのプロローグから一転、軽快に走り抜ける「サンタをひとり占め」からお洒落でジャジーなクリスマス・バラード「Christmas Day~Don't say "Good night"」&優子さんのモノローグで締めくくる構成も見事な仕上がりのミニ・アルバムとなっています。
ポプコン勢としては珍しい、アイドルっぽいルックスが人気の彼女でしたが、本作でも全曲の作詞作曲を手掛けており、シンガー・ソングライターとしての面目躍如と言える1枚といっていいでしょう。

嗚呼、昭和歌謡

ジュディ・オングのソニー時代のシングルA・B面曲を中心に収録した2枚組ベストです。

ジュディ・オング/GOLDEN☆BEST Sony Music Years 1973-1983
CD 2004年

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Disc-1
1.花嫁の耳かざり
2.美しい伝説
3.愛は生命
4.愛のほつれ
5.リクエスト
6.夜がクスクス
7.魅せられて
8.惑いの午後
9.麗華の夢
10.リクエスト(ニュー・アレンジ)
11.春雪
12.アカシア慕情
13.あなたの背中
14.滴のように
15.朝なのに黄昏
16.ジョーク
17.白の幻想
18.ミコノスの謎
19.オリンポス・ハネムーン
20.少年と海
Disc-2
1.乾いた花
2.あんずの花
3.花は流れて
4.愛の秘密
5.絵葉書
6.朝刊の片隅に
7.クレタ島の夜明け
8.愛と哀の間
9.食前酒をどうぞ
10.夢三夜
11.追いかけて都会
12.バッカスの夜
13.銀の鎖
14.風のララバイ
15.ソフィアの宴
16.恋は夢のなか(ジュディ・オング 杉良太郎)
17.清水よいとこ(ジュディ・オング 杉良太郎)
18.魅せられて(英語)
19.クレタ島の夜明け(英語)
20.魅せられて(北京語)
21.クレタ島の夜明け(北京語)
22.魅せられて(オリジナル・カラオケ)
23.リクエスト(ニュー・アレンジ)(オリジナル・カラオケ)

ジュディさんのGOLDEN☆BESTシリーズは、初期のコロムビア時代、後期の東芝時代とありますが、一番馴染みがあるのは、やはりリアルタイムで聴いていた大ヒット曲「魅せられて」を収録したソニー時代の本作ということになります。
一番のお目当ては「リクエスト」の2ヴァージョンで、ジュディさん自身も大のお気に入りナンバーで、都合3度も録音をしていますが、今聴いてもやはり大傑作だと納得させられる名曲です。
個人的には、シンプルなアレンジの最初のヴァージョンが好きですが、再吹込みしたヴァージョンも勿論悪くありません。
3度目の録音となった東芝時代のヴァージョンは、YouTubeで聴きましたが、アレンジがイマイチかな。
ちなみに「リクエスト」は、後に夫婦デュオのル・クプルも爽やかなアレンジでカバーしており、そちらも傑作となっています。
阿木燿子&筒美京平のコンビによる「魅せられて」~「惑いの午後」~「麗華の夢」のエキゾチック歌謡3部作は、当然ながらジュディさんの最高到達点と言えるでしょうが、売れたのは「魅せられて」1曲だけだったのは、続く2曲は二番煎じ感をぬぐえなかったのが原因でしょう。
「惑いの午後」とかはむしろ「魅せられて」より好きだったりするのですが…
後は、「花嫁の耳かざり」、「美しい伝説」、「乾いた花」といったフォルクローレ歌謡路線もかなり好きですね。
「アカシア慕情」とそのカップリング曲「バッカスの夜」あたりの小唄歌謡やリズム歌謡「銀の鎖」なんかもグッド!
ジュディさんのソニー時代の2枚組ベストは聴きごたえ満点なのでした。

ジュディ・オング/惑いの午後


購入記録 Amazon マケプレ 1960円

Theme Time Radio Hour おやぢ版 Episode2

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『Theme Time Radio Hour』はボブ・ディランが選曲、DJを担当した衛星ラジオ番組。
1回毎にテーマを決め、2006年から3年間に渡り100回放送されましたが、このおやぢ版ではそのお題を拝借して選曲するという趣向。
和洋取り混ぜて毎回10曲を選んでいく予定です。

第2回のテーマは「Mothers」。

(1) Bohemian Rhapsody / Queen 
(2) 不束な娘だけれど / つじあやの 
(3) High Tide Or Low Tide / Bob Marley & The Wailers
(4) 守ってあげる / 上々颱風 
(5) Sylvia’s Mother / Dr.Hook & The Medicine Show
(6) 世界一ごはん / 植村花菜
(7) The Rooms My Mother Made / Carrie Newcomer
(8) ロックン・オムレツ / 森高千里
(9) Paul Simon / Mother and Child Reunion
(10) シャックリ・ママさん / 大滝詠一

(1):説明不要の大ヒット曲。
凝った曲構成はもちろん、「母さん、ボク人を殺してきたんだ。」という衝撃的な歌詞も話題に。
(2):アルバム「虹色の花咲きほこるとき」のラスト・ナンバー。
母親への感謝があふれる1曲です。
(3):アルバム「Catch A Fire」のジャマイカ・オリジナル・ヴァージョン収録ナンバー。
「我が子を守りそして導き給え。」と神に祈る母の言葉をモチーフにした歌詞と哀愁を帯びたメロディが感動的で、アフリカの飢餓救済キャンペーンのテーマ曲にも使われた名曲。
(4):「八十日間亜州一周」収録曲。
"母のくに"から流れてくるメロディ、祭りの音を体現したような哀愁のメロディが素敵。
(5):全米5位まで上昇した、ドクター・フックの初ヒット曲。
元カノのシルヴィアが嫁ぐ日にお別れを言おうと電話したら、彼女の母親が何だかんだ言って取り次いでくれず、そのうちに公衆電話の料金が切れてしまうという切ないお話。
(6):「シチュー」のCMに起用された1曲。
ママの作ってくれたご飯は世界一と歌われる母親賛歌。
(7):アルバム「My Father's Only Son」収録曲。
「時には愛し、時には争い、時には見捨てたけど、いつも帰るのはそんな母の暮らした部屋なの」という娘の心情を歌った名バラード。
(8):森高の13枚目のシングル。
子供向けの楽しいロックン・ロール・チューンで、主題はママの作ったオムレツだけど主役はパパといった感じの歌詞ですね。
(9):言わずと知れたポール・サイモンの大ヒット曲。
邦題は「母と子の絆」でしたが、直訳は「母と子の再会」という意味。
歌詞は、成り行きでと生きてると「あの世行き=母と子の再会」だよ、と警鐘をならした内容だそう。
(10):アルバム「NIAGARA MOON」収録曲。
しゃっくりが止まらないママを描いたコミカルなナンバー、と当初は思っていたけど、改めて歌詞を読むともっと深い意味がありそうな気も。
考えすぎかな(笑)。

オーストリアOP 女子シングルス決勝

ブックマークして見ていなかった卓球オーストリアOPの女子シングルス決勝(11月18日) 伊藤美誠vs朱雨玲の試合を観戦しました。
試合結果は、4-1で"みま"選手の快勝でしたが、"つゆりん"と実力は5分かな。
ただ、多彩なサーブ、変幻自在な戦術で上回っている感じ。
去年のスウェーデンOP決勝に続いて"みま"戦連敗の"つゆりん"は"みま"に対して苦手意識が芽生えているかもしれませんね。


英語実況ですが、"みま"ちゃんとちゃん付で連呼していているのが微笑ましい。


ところで、東京五輪の団体戦は、シングルスに出場する2名+卓球協会が選ぶ1名の計3名が選ばれます。
シングルスの2名は、来年1月時点での世界ランク上位2名が選ばれますので、現状のポイント争いでは、伊藤美誠選手が当確、平野美宇選手と石川佳純選手が僅差で争そっている状況です。
"みう"と"かすみん"のどちらが最終的に上位になるか分からない状況ですが、どちらが選ばれても、第3の選手は早田ひな選手を選ぶべきでしょうね。
で、団体の対中国戦オーダーはこんな↓感じでどうでしょうか。

第1試合 みま・ひな
第2試合 みう(かすみん)
第3試合 みま
第4試合 みう(かすみん)
第5試合 ひな

ダブルスは取る可能性が高い"みま・ひな"ペアでいって、"みう(かすみん)"を敢えてシングルス2試合のエース使いでいくというのはどうでしょうか。
3試合目の"みま"が勝てば"みう(かすみん)"が2敗しても第5試合の"ひな"までもつれ込みます。
今の"ひな"なら、中国選手にも30%位の確率で勝つ見込みがある気がします。
"かすみん"は選ばれなかったとしても、精神的な柱としてキャプテン兼リザーブで帯同してもらうのがベストでしょう。

祝 竹内まりや 紅白初出場

まりやさんが特別枠で「第70回NHK紅白歌合戦」出場とのこと。
恐らくこれが最初で最後の紅白出演ということになりそうですが、デビュー40周年の年の締めくくりとしては、いいニュースだと思います。
今年の紅白出場メンバーを眺めると、個人的には、Superfly、Little Glee Monster、松田聖子あたりしか見どころがなさそうだったので、これで少しは紅白が楽しみになってきたかな。
収録ではなくて生歌らしいですしね。
歌唱曲は「いのちの歌」を予定しているそうですが、茉奈佳奈がゲスト出演する可能性もあるかもね。
あと、蛇足ながら、聖子ちゃんには「モッキンバード」を是非歌ってもらいたいですね。


竹内まりや - いのちの歌


茉奈佳奈(まなかな) - いのちの歌

Theme Time Radio Hour おやぢ版 Episode1

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『Theme Time Radio Hour』はボブ・ディランが選曲、DJを担当した衛星ラジオ番組。
1回毎にテーマを決め、2006年から3年間に渡り100回放送されましたが、このおやぢ版ではそのお題を拝借して選曲するという趣向。
和洋取り混ぜて毎回10曲を選んでいく予定です。

というわけで第1回のテーマは「Weather」

(1) Rain Must Fall / Queen
(2) 花・太陽・雨 / PYG
(3) Dust in the Wind / Kansas
(4) 風に吹かれて / 森高千里
(5) Storm Warning / Bonnie Raitt
(6) 太陽は罪な奴 / サザンオールスターズ
(7) Cloudy Day / J.J.Cale
(8) 催眠レインコート / 谷山浩子
(9) Walking On Sunshine / Katrina and the Waves
(10) 青空 / 南沙織

(1):アルバム「ザ・ミラクル」収録曲。
「どんな人生でもちょっとの雨は降るさ」と歌われるポップで明るい感じの応援?ソング。
(2):PYGのデビュー・シングル。井上堯之作曲。
ジュリーのヴォーカルが非常にカッコいいバラードですが、8万枚、オリコン30位と惨敗だった。
(3):カンサスの傑作バラードにして最大のヒット曲。
自らを「風に舞う塵のようなちっぽけな存在」だと歌う内省的な歌詞が心に響きます。
当時この曲に惹かれてLPを買いました。
(4):森高の20thシングル。
「遠い街なら辛い恋も風が運んでくれそう」と歌われる失恋ソングですが、森高が歌うと爽やかな風が吹いてきます。
(5):USチャート1位に輝いた94年の傑作アルバム「Longing in Their Hearts」収録曲。
失恋した悲しい気持ちを「暴風雨警報」に例えたナンバーで、ボニー・レイットの素晴らしいヴォーカルとすすり泣くようなスライドが印象的。
(6):サザンの38枚目のシングル。
数あるサザンのヒット曲の中でもベスト10に入るフェイバリット・ソング。
モータウン・サウンドに乗って灼熱の情景が伝わって来ます。
(7):名盤「Shades」のクロージング・ナンバー。
インスト曲ながら、まさに"曇りの日"の憂鬱さが伝わってくるナンバー。
そにしてもJ.J.はカッコいいね。
(8):アルバム「ボクハ・キミガ・スキ」収録曲。
この歌詞、この曲調、これはもう谷山さんにしか書けない世界でしょう。
(9):85年に世界中でヒットしたご陽気なポップ・ロック・チューン。
片思いの相手が家に来てくれないので待ちきれず、家を出て降り注ぐ太陽の中を歩いて迎えにいくといった感じの歌詞。
ある意味前向き、ある意味ちょっと怖い歌詞でもありますね。
(10):シンシアの29枚目にして復帰第1弾シングル。
タイトル通りの爽やかな名曲。

ブアチョンプー・フォード

タイのかつての人気ポップス歌手、ブアチョンプー・フォードの4枚目にして最後となったオリジナル・アルバムです。

Bua Chompoo Ford / Bright Side
CD 2006年


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1. Saeng tee plai u-mong
2. Wong klom
3. Ter tum hai chun yoo nai sieng pleng
4. Took tieng kuen
5. Ploi muer chun
6. Sum pus
7. Chun ruk kong chun yang nee
8. Fark wai nai jai ter
9. Tua lakorn nai ni-yai
10. Game nee...pen kong ter

買いそびれていた、というより何気にスルーしていた本作ですが、たまたまヤフオクで見つけたので思わずゲットしてしまいました。
まぁ、タイの通販サイトのeTHAICDでも最早入手困難な1枚ですので、ブアチョンプー・ファンとしては取りあえずゲットしておこうかなといった感じです。
で、早速聴き始めると、しょっぱなから何やらハード・ロック調の演奏に面食らうことに。
ドラマティックな展開でブアチョンプーには全く不似合いの曲調で不安になりますが、2曲目以降はまぁまぁ従来のイメージの曲が続き、彼女のファンであればそれなり楽しめる作品といっていいでしょう。
ただ、(5)、(9)あたりもブアチョンプーのキュートな声を生かせていないし、初期のアルバムに比べ決定打的な曲が収録されていないのが
惜しまれるところ。
(4)、(7)、(10)などは、かなりいい感じではありますが、キラー・チューンとまではいかないしねぇ。
出来としてはやっぱり4枚あるオリジナル・アルバムの中では最下位ですかね。
ちなみに、ノンクレジットで11曲目にインスト曲が挿入されております。

今年、39歳になったブアチョンプー。
もう一度歌声を聴きたいけど、結婚・出産後は引退状態?ですので、もう歌手としてのカムバックはないでしょうね。


Bua Chompoo Ford - Took tieng kuen

天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典

昨晩行われた祝賀式典の「奉祝曲」、辻󠄀井さんのピアノはいいとして、歌唱、嵐というのがちょっとなぁ、と思った方も多かったと思います。
ただ、結果的には両陛下、特に皇后さまが感動された(嵐の歌にではなく歌詞にでしょうが)ご様子でしたので、結果オーライといったところでしょうか。
ところで、この人選って誰がやっているんだろう?
式典の主催は超党派の国会議員連盟が中心ということなので、国会議員のじいさん連中が、嵐とかが"国民的アイドル"と言われてるみたいだし、ウチの孫もファンなんで、とかいう安易な視点から選んだ気もしますが、ちょっと軽量級過ぎるのでは。
個人的には、若い世代を代表するなら、昨年の選抜高校野球の国歌独唱で絶賛され、今は東京藝大に進学、ソプラノ歌手の道を着実に歩んでいる冨永春菜さん(オペラ歌手の森谷真理さんが国家を独唱したので、ちょっとダブる感じはありますけど)、ポップス畑から選びたいんならSuperfly、中国の魔の手が伸びる沖縄との一体感を表したいなら夏川りみさんとか、もっといい選択肢があった気がするんですけどねぇ。
まぁ、式典のハイライトは嵐の歌じゃなくて、芦田愛菜ちゃんのお祝いメッセージだったかも。


それにしても愛菜ちゃん、素晴らしい落ち着きようです。
一時はあざといとバッシングされていたのに、今じゃ絶賛の嵐。
世間ってホント勝手ですよね~。
願わくば、八千草薫さんのような品のある女優さんになっていただきたいものです。
っていうか、彼女、長くは女優業を続けないかも知れませんね。

WBSSバンタム級トーナメント決勝

世界野球とW杯卓球をチラチラ見ながら井上尚弥VSノニト・ドネア戦を観戦。
大方の予想に反し、判定に持ち込まれた試合は、116-111、117-109、114-113の3-0で井上の勝利。
流血し、井上尚弥最大の試練の試合でしたが、よく勝ったと思います。
まぁ、判定結果は順当だったと思いますが、117-109はいくらなんでもないでしょう。
素人目ですが採点してみたら、こんな↓感じでした。

井上-ドネア
1R 10-9
2R 9-10
3R 9-10
4R 9-10
5R 10-9
6R 10-9
7R 10-9
8R 9-10
9R 9-10
10R 10-9
11R 10-8
12R 10-9
115-112

9Rまでは接戦でやや劣勢だったと思いますが、ラスト3Rをハッキリと取ったのが大きかったですね。
それにしてもドネアは強かった。
さすが伝説のチャンピオンです。
ドネアが全盛期だったら井上も勝てなかった可能性が高いですね。
この危機を乗り切った井上。
これからドネアの跡を継いで伝説を作っていくことでしょう

眉村卓

昨日、日本を代表するSF作家のひとり、眉村卓さんが他界されました。
享年85歳とのこと。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

個人的には、眉村さんってジュブナイルものの印象が強かったせいか、星新一、小松左京、筒井康隆といった大御所たちほどには夢中にならなかったけど、懐かしい作家さんではあります。
Amazonを見たら非ジュブナイルの代表作「司政官 全短編」がKindle Unlimitedで読み放題になっていたので早速ダウンロード。
SFを読むのは超久しぶりなので楽しみです。

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星々に進出した地球人類。だが連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構が新たに発足させたのが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた原住者種族を相手に単身挑む若き司政官たちの群像。
(Amazon紹介文より)

無人島レコード 365枚目

「もし、無人島に1枚だけレコードを持っていくとしたら?」
レココレ誌でもこのネタで増刊号が2冊出ているくらい、音楽ファンにとっては究極の質問であったりするわけですが、この質問、前から不満を抱いていたのはワタクシだけでしょうか。
だって、無人島でしょ?
レコード(CD)なんていくらでも置き場所あるじゃん(笑)。
それにどんなに素晴らしいレコードだってそればっかり聴いてたら1ヶ月で飽きちゃいますよ。
そこで、おやぢ版無人島レコードでは365枚をセレクト予定。
これだったら1日1枚、毎日違うレコードを聴いても1年間楽しめますからね。
まぁ、本音をいうと手持ちの数千枚のレコード(CD)をこれくらいに絞れたらどんなにすっきりするだろうなと思っていたりするわけなんですが。
だって、ここ何年も聴いていないアルバムが何枚あることか。
っていうか、そっちの方が多い気がします。
でも、いざ処分するとなるとねぇ。
実際は日々増える一方です(笑)。
で、ルールですが、原則1アーティストにつき1アイテムとしますが、2枚組でも3枚組でも、ボックスでもOK。
ただし、全キャリアを網羅するようなコンプリート・ボックスや例の5枚組「Original Album Classics」系を選んじゃうと意味がなくなってしいますので、それらはオミットということで。



さて、このムジレコ・シリーズもいよいよ最終回。
第1回が2015年7月1日だから4年以上もかかってしまいました。
改めて選んだ作品をチェックしたら、薬師丸さんのアルバムを「古今集」と「夢十話」の2枚を選んでしまっていましたが、どちらも素晴らしいということで、そのままにしておきます。
ちとマズいのが、泉谷さんの「黄金狂時代」を2回も選んでしまっていた(汗)。
さすがにマズいので、モップスの「御意見無用」に差し替えておきましょう。

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「月光仮面」を含む71年の傑作サード・アルバムです。

ということで、最終回。
最後は、この↓アルバムで締めくくろうと最初から決めておりました。

Norman Greenbaum / Petaluma (1972)
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全米第3位、全英第1位の大ヒット曲「スピリット・イン・ザ・スカイ」で知られるノーマン・グリーンバウムが72年に発表した、自他共に認める傑作アルバム。
最高の出来にもかかわらずセールス的は全くの惨敗でしたが、アコースティック・ミュージック・ファンの間ではカルトな人気を誇り、ハンドメイド・ミュージックの最高峰との評価を得ている作品です。
本作は2ndアルバム「バック・ホーム・アゲイン」の失敗であっさりとスターへの道をあきらめたノーマンが「スピリット・イン・ザ・スカイ」で得た印税をつぎ込んで購入したペタルマ郊外の農場で酪農にいそしむかたわら製作され、田舎暮らしの楽しさや、酪農の苦労話などを題材にアコースティックでほのぼのとした演奏が繰り広げられます。
参加メンバーがライ・クーダー(ギター/マンドリン)、フリッツ・リッチモンド(ウォッシュタブ・ベース)、リチャード・オルセン(クラリネット)、サイラス・ファーヤー(ウクレレ)、マーク・ナフタリン(アコーディオン)ときたら悪かろうはずがありません。
裏ジャケには楽しげな家族の写真が使われていますが、この後まもなく奥さんであるヴィッキーとの仲がこじれ離婚。
農場も彼女の所有となってしまったそうです。
トホホ…
悲しすぎるぜ!
(昔やっていたHPの文章が分かりやすかったので大部分転用しました。)

なお、本作は97年にCDで復刻されましたが、現在は廃盤状態で、中古でも5,000円前後のプレ値が付いているみたい。
こういう名盤は常に手に入る状態にしておいてほしいものですが、もうCDの時代じゃないので仕方ないか…

読書週間

2019poster.jpg

今日から読書週間(10/27-11/9)ということで、読売新聞の実施した調査結果が特別面に掲載されていました。
興味深かったのは「主に本を買う場所」の調査結果。

●書店 73%
●オンライン書店 20%
●古本販売チェーン店 10%
●コンビニ・駅売店 10%
●電子書籍 5%
●従来の古本店 2%

てっきりネットで買う人が多いのかと思っていましたが、書店に行って買う人がまだ圧倒的に多いようです。
やはり、実際に手に取って選ぶ楽しみは、読書ファンにとっては捨てがたいものがあるようですね。
自分の場合、電子書籍に移行してしまったので、本屋さんに行くのは定期購読をしている雑誌(レココレ等)を取りに行く月1回のみです。
昔は、週に1回位は行っていたんですけどねぇ。

ちなみに、「好きな作家・著者」のベスト10は次のとおり。

1位 東野圭吾
2位 宮部みゆき
3位 司馬遼太郎
4位 湊かなえ
5位 村上春樹
6位 池井戸潤
7位 松本清張
8位 池波正太郎
9位 赤川次郎
10位 浅田次郎・西村京太郎・藤沢周平

個人的に大ファンである池波先生がベスト10に入っているのが嬉しいですね。
去年は24位だったようなのですが、今年何があったのだろう(笑)。

無人島レコード 364枚目

「もし、無人島に1枚だけレコードを持っていくとしたら?」
レココレ誌でもこのネタで増刊号が2冊出ているくらい、音楽ファンにとっては究極の質問であったりするわけですが、この質問、前から不満を抱いていたのはワタクシだけでしょうか。
だって、無人島でしょ?
レコード(CD)なんていくらでも置き場所あるじゃん(笑)。
それにどんなに素晴らしいレコードだってそればっかり聴いてたら1ヶ月で飽きちゃいますよ。
そこで、おやぢ版無人島レコードでは365枚をセレクト予定。
これだったら1日1枚、毎日違うレコードを聴いても1年間楽しめますからね。
まぁ、本音をいうと手持ちの数千枚のレコード(CD)をこれくらいに絞れたらどんなにすっきりするだろうなと思っていたりするわけなんですが。
だって、ここ何年も聴いていないアルバムが何枚あることか。
っていうか、そっちの方が多い気がします。
でも、いざ処分するとなるとねぇ。
実際は日々増える一方です(笑)。
で、ルールですが、原則1アーティストにつき1アイテムとしますが、2枚組でも3枚組でも、ボックスでもOK。
ただし、全キャリアを網羅するようなコンプリート・ボックスや例の5枚組「Original Album Classics」系を選んじゃうと意味がなくなってしいますので、それらはオミットということで。


だらだらと続けてきたこのシリーズもいよいよラス前です。
今回は、ちょっと反則ですが…

オールタイム・アイドル・ソングBEST30
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もちろん、こんなアルバムは発売されていなくて、勝手にアイドル・ソングを集めた自家製コンピです。
今日は聴きたいアルバムが頭に浮かばないなぁ、なんて時はよく聴いています。

1. まちぶせ / 三木聖子 (1976)
ユーミン作品。
石川ひとみ版は可憐だけど、やっぱり「まちぶせ」はこの本家版がいいという人も多いのでは。
ユーミンのセルフ・カバーは…、ちと怖い(笑)。

2. Rainy High Way / 浜田朱里 (1981)
傑作アルバム「青い夢」収録曲。
"ポスト百恵"と期待されていたせいもあってか、彼女のシングル曲って重い雰囲気のものが多かった気がします。
そして売れなかった(涙)。
こういった軽めのポップスで勝負してみてもよかったのでは。

3. いとしのロビン・フッドさま / 榊原郁恵 (1978)
今考えると、親近感の持てるアイドルといった点ではAKB48の先駆け的存在だったかもしれない郁恵ちゃん。
最初はヒットが出なかったけど、前作「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」から上昇気流に乗って「夏のお嬢さん」でブレイクしたのは嬉しかった。

4. 鳥の詩 / 宮原巻由子 (1983)
清楚で安定感のある歌声、いいですね。
オリジナルはもちろん杉田かおるの大ヒット曲だけど、個人的には宮原ヴァージョンが断然好き。
スタ誕出身で期待されていたけど、2枚のシングルを残してあっという間にアイドルを引退してしまったのが惜しまれる。

5. スカーレットの約束 / Wink (1992)
「摩天楼ミュージアム」のカップリング。
佳曲が揃ったWinkのカップリング曲の中でも屈指のナンバー。
ロック色の濃い演奏が二人の歌唱を引き立てています。

6. 私は忘れない / 岡崎友紀 (1972)
20万枚以上を売り上げた自身最大のヒット曲。
当時アイドル女優として絶大な人気を誇った彼女ですが、自ら歌う主題歌も好評でした。

7. 硝子のプリズム / 松田聖子 (1984)
細野晴臣作曲。
聖子ちゃんのB面曲の中では評価の高いナンバー。
「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」というフレーズもキャッチーだし、こちらがA面でも間違いなくヒットしたことでしょう。

8. 哀しい妖精 / 南沙織 (1976)
どういった経緯でジャニス・イアンから曲を提供されたかは分かりませんが素晴らしくいい曲。
「いくつの手紙出せば あなたに逢えるかしら」で始まる松本隆の歌詞も秀逸。

9. 夕暮れ気分 / 堀ちえみ (1983)
NSP・天野滋提作曲。
多くのアイドルに曲を提供している天野さんですが、その中でも最高傑作と言えるナンバー。
おセンチな曲調とちえみさんの歌声が絶妙にマッチしています。

10. 愛の渚 / 天地真理 (1976)
弾厚作作品。
オリコン51位、真理ちゃん最後のチャートイン・シングル。
こういう軽快で明るいポップスって案外ヒットしにくいんですよね。
でも大好きな曲。
終盤のセリフに痺れます。

11. チェック・ポイント / 藤井一子 (1986)
オリコン・チャート14位、10万枚に迫る売り上げを記録したデビュー曲。
出だしからインパクト満点で、さすが筒美京平といった感じ。
順風満帆なデビューで、スター街道を驀進するかと思いきや、その後が続かなかったのが惜しい。

12.そよ風と私 / 岡田奈々 (1977)
奈々さんの最大のヒット曲「青春の坂道」を手掛けた森田公一が提供した7thシングルで、オリコン24位のスマッシュ・ヒットとなったナンバー。
藤公之介による歌詞が時代を感じさせて、オジサンにはグッときます。

13. セシル / 浅香唯 (1988)
大ヒットした「C-Girl」に続くシングル。
オリコン・チャート1位、売り上げ枚数も20万枚以上を記録し、「C-Girl」に劣らないヒット曲。
なぜかリアルタイムでの記憶はあまりないけど、浅香さんの最高傑作といっても過言ではない名曲中の名曲。

14. 流れ星 / 高田みづえ (1977)
島武実作詞・宇崎竜童作曲。
みづえさんのセカンド・シングルにして大ヒット曲「だけど…」のB面曲。
宇崎さんらしからぬ曲調の和ポップスを切ない失恋ソングに仕上げた島さんの歌詞がファンの間でも高評価。

15. トライアングル / 薬師丸ひろ子 (1974)
竹内まりや作詞・作曲。
アルバム「古今集」収録曲。
この切なさ、尋常ではありません。
まりやさんのセルフ・カバーも好きだけど、切なさ度は薬師丸さんに軍配があがるでしょう。

16. 赤い花束 / 中嶋美智代 (1991)
乙女塾出身の中嶋さんのデビュー曲で、浅田美代子「赤い風船」の系譜を継承する究極のアイドル・ソングに仕上がっています。
この歌声をあざといと取るか否かは聴き手次第でしょう。
個人的には大好き。

17. 夏のモンタージュ / みつき (2008)
竹内まりや作品。
今や若手女優の先頭グループを走る高畑充希が"みつき"名義でリリースしたサード・シングル。
当時16歳とは思えない安定感が素晴らしい。

18. 悲しきヘブン / ℃-ute (2014)
鈴木愛理&岡井千聖のツインボーカル。
2010年代アイドル・ポップスの最高峰のひとつでしょう。

19. 永遠のうたたね / 小川範子 (1988)
小川さん、14歳の時の歌声。
この時点で芸歴8年というのですから、この落ち着き払った歌唱も納得ですね。

20. Love Fair / 岡田有希子 (1985)
チョコレートのCMに起用され人気を呼んだ7枚目のシングル。
この頃既に精神的にはかなり問題を抱えていたと思われますが、かしぶち哲郎提供の難曲をファルセットを駆使して見事に歌いこなしています。
アイドルとしてはまだまだ伸びしろがあると思われただけに、翌86年の悲劇は実に残念です。

21. ribbon / Virgin Snow (1990)
永作さんの印象的なソロ・パートで始まるribbonの4thシングルで、オリコン8位のヒットを記録した人気曲。
2016年にトーク番組「サワコの朝」に出演した高田純次氏により「今 心に響く曲」として紹介され名曲再認定された感がありますね。

22. 遠い約束 / 可愛かずみ (1985)
一般的にはアイドルという印象はない可愛さんですが、個人的には大アイドルだと思っています。
歌手としての活動期間は短いのが惜しまれますが、ラスト・シングル「星屑のシネマ」のB面曲として発表された本作は、切なさが炸裂する名バラードに仕上がっています。

23. パステル ラヴ / 金井夕子 (1978)
尾崎亜美提供曲。
ちょっと鼻にかかったような歌声が特徴的ですが、歌唱力は抜群。
アイドルとして大成できなかったのは、ちょっとおばちゃんっぽいルックスも一因だったかな。
もっと歌唱力を前面に売り出したら岩崎宏美クラスになれたかも。

24. MajiでKoiする5秒前 / 広末涼子 (1997)
竹内まりや作詞・作曲。
歌は下手です。ルックスも個人的には微妙です。
でも、このハッチャケ感は広末にしか出せません。

25. シャボン玉戦争 / 八木さおり (1987)
アルバム「Moon&Love」収録曲。
この人はとにかく声が好き。
結局アイドルとしては大成しませんでしたが、オリジナル・アルバム3枚を残せたのは上出来。
よく聴くと少しコワい歌詞は谷山浩子によるもの。
さすが谷山さん。

26. GET SMILE / 森高千里 (1988)
サード・シングルにしてシティ・ポップの名曲。
以前記事にした「森高ソング・BEST10」では選ばなかった1曲。
森高の場合名曲が多いので選ぶのにホント苦労します。

27. 風 / 上戸彩 (2004)
フォルクローレ歌謡の傑作「ウソツキ」にハマってゲットした上戸さんのシングル集に入っていた1曲。
最初は断然「ウソツキ」が好きでしたが、今はこっちかな。
聴いていると元気づけられます。
アニメ「忍たま乱太郎」EDテーマ。

28. オペラグラスの中でだけ / 村田恵里 (1985)
この甘ったるい歌声、大好きです(笑)。
単なる聖子ちゃんフォロワーで片づけてしまってはいけない大名曲。

29. 薔薇と毒薬 / 高岡早紀 (1989)
作詞:森雪之丞、作曲:加藤和彦。
フレンチ・ポップス歌謡とも言える曲と刺激的な歌詞が印象的な1曲。
高岡さんのウィスパー・ヴォイスがベスト・マッチング。

30. 涙の形のイヤリング / 中森明菜 (1984)
大ヒットした「北ウイング」のB面曲。
こういう曲がA面で大ヒットしたら日本の音楽シーンも結構変わっていたかも知れませんね。
しかし、19歳でこの表現力、凄いというしかありません。