アイルランドの歌姫

シャケさんが記事で取り上げられていたモーラ・オコンネルの97年の作品「ワンダリング・ホーム」をゲットしました。
ペコちゃん似(笑)のルックスからは想像のつかない、エモーショナルな歌声は相変わらず素晴らしいですね。


モーラ・オコンネル/ワンダリング・ホーム
CD 97年


画像

86年にアメリカに移住したモーラが久しぶりに故郷アイルランドに戻って録音した作品。幼い頃から親しんだトラッド曲を中心に収録されていて、アルバム・タイトルが「ワンダリング・ホーム」というのもうなずけます。
もともとトラッド志向ではない彼女なので、必要以上にこぶしを回すこともなく、ディープなトラッドが苦手な人にも親しめるアルバムですね。

内容的にはどの曲もモーラの持ち味を生かしたものになっていて、とてもよい出来ですが、特に気に入ったのは郷愁を駆り立てるヴォーカルが素晴らしい「アイ・ヒア・ユー・コーリング」、ドロレス・ケーンの名唱(←実は未聴(笑))で知られる「テディ・オニール」、モーラの名曲「ウェスタン・ハイウェイ」の作者、ジェリー・オバーンの「ザ・シェイズ・オブ・グローリア」。
そして極めつけはトラッドの名曲中の名曲ともいえる「ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ」。
美しいメロディと歌詞はクラナドなど多くのアーティストが取り上げていますがモーラのヴァージョンも名唱のひとつに数えられる素晴らしい仕上がりだと思います。

Down By The Salley Gardens

Down by the salley gardens my love and I did meet;
She passed the salley gardens with little snow-white feet.
She bid me take love easy, as the leaves grow on the tree;
But I, being young and foolish, with her would not agree.

In a field by the river my love and I did stand,
And on my leaning shoulder she laid her snow-white hand.
She bid me take life easy, as the grass grows on the weirs;
But I was young and foolish, and now am full of tears.

ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ

柳の庭を下ったところで愛する人と逢ったんだ
彼女は白雪のような足で柳の庭を抜けて行った
彼女は僕に言った
恋は木の葉が茂るみたいに気楽に
でも若くて愚かだった僕は肯けなかった

川のほとりの原っぱに愛する人と立っていて
彼女は白雪のような手を僕の肩に掛けた
彼女は僕に言った
人生は堰に草の茂るみたいに気楽に
でも若くて愚かだった僕は今涙で一杯だ

(Wikipediaより)

購入記録 2007/8/30 Amazon MP 1440円(送料含む)


モーラのアルバムと言えばこれ↓


モーラ・オコンネル/ウェスタン・ハイウェイ
CD 87年


画像

ナッシュビルに移住したモーラが「ジャスト・イン・タイム」に続くソロ第3作として発表した作品。内容の素晴らしさから彼女の最高傑作に推すファンも多いアルバムです。
アメリカでは曲順を入れ替え「ヘルプレス・ハート」としてリリースされ、グラミー賞のカントリー部門にもノミネートされるなど大成功を収めました。

アルバムの冒頭を飾るナンシー・グリフィスのナンバー「トラブル・イン・フィールズ」、インティメイトなヴォーカルが素晴らしい、カーラ・ボノフの名曲のカバー「オンリー・ア・フール」、しっとりとしたフォーク・ワルツ曲「キャスト・ア・ロング・シャドー」、名手ラスティ・ヤングのペダル・スティールが心地よい「ジャスト・ライク・ザ・ブルース」、ナンシー・グリフィスのハーモニーが麗しいアルバム・タイトル曲「ウェスタン・ハイウェイ」。
いつ聴いても爽快な気分にさせてくれる「ウェスタン・ハイウェイ」はホント名曲です。
そして、アルバムを締めくくるのはノスタルジックなスタンダード曲「ユール・ネヴァー・ノウ」。
とにかく素晴らしいナンバーがずらりと並んだモーラのマスターピースとも言える作品ですね。

この記事へのコメント

シャケ
2007年09月02日 19:54
こんばんは。リンク有難うございます。
そういえばモーラはコブシがきつくないので、トラッド入門用にはいいですね。サリーガーデンの訳詞をあらためて見るとホロッときます。
かつて、モーラはカントリー寄りのイメージが強かったので、他のアルバムは敬遠していたんですが、おすすめの「ウェスタン・ハイウェイ」、買っちゃいそうですよ~(笑)
2007年09月02日 22:10
シャケ様

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>モーラはコブシがきつくないので…
同じデ・ダナン出身でもドロレスとは対照的
で、面白いですよね。メアリー、モーラ、ドロレス
の3大歌姫が顔を合わせた(モーラは1曲のみの
参加でしたが。)「アンセム」でもドロレスの存在感
は圧倒的でしたしね。

>「ウェスタン・ハイウェイ」、買っちゃいそうです
よ~(笑)
是非是非、一度聴いてみてください!

この記事へのトラックバック